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     マ行の猫本


 ニャンと暮らすようになり、
 猫のこと知っているつもりだったのに、何も知らなかったことを
 改めて思う出来事ばかりでした。

 そこで、最初は飼育書のようなものから始まり、
 エッセイやコミックなどetc

 本屋の常連になり、本屋さんでパートまでして
 住んだ街の本屋は、どこに何があるかだいたい分かるようになり・・・

 猫についての本が、タイトルに「猫」という文字がなくても
 直感で分かるようになり・・・

 とそこまで夢中になったこともありました。
 今はその勢いは終息していますが・・・
 主にそのころにチョイスした私のお気に入りたち・・・です。

 
          『ママになったネコの(カイ)ちゃん』    

 『海ちゃん』では中々インパクトのある読後感を『ママになったネコの海ちゃん』
 感じたので、やっぱりその続編も読んでみようと
 手にした一冊です。

 人間の勝手が見えてしまう部分もあるけれど
 それはそれで、うーん何て言うか
 正直なのでしょうということでしょうか。

 しかし、猫ってやっぱりさぁ
 ちゃんと感情があって
 環境の変化に弱い生き物だから

 “捨てられる”ってことに敏感だし、ちゃんと感じ取っているなぁと
 改めて感じました。

 そんなことを考えてしまうのも人間の傲慢かもしれないけれど
 でも、じゃあ、自然いっぱいの中で生きる方が幸せというのも
 これまた人間の傲慢な考え方ではないのかな?

 猫が喋った訳でもないのに分かんないよ。
 何があろうとも飼い主が変わるダメージってある!とそれだけは確実に思う。

 この考えも傲慢であってほしいけれど。。。

 
         『漫画家さんちの猫』 人気作家のネコマンガ傑作集     

『漫画家さんちの猫』人気作家のネコマンガ傑作集 他でも猫エッセイを書いている方から、
 普段はそれ系ではないような方まで
   (あっ、たぶん、です。漫画のことよく知らないのに、そんな
    こと知らないのについ書いてしまいました。すみません。)


 猫というくくりになると
 顔が筆がゆるむのでしょうか。

 可愛いお話から、感動のお話まで。

 一番はじめの石坂啓さんの小ちゃい宙太郎は
 私が猫切れのときに読んだ『赤ちゃんが来た』の
 宙太郎のことです。

 何だかあの頃を思い出してしまいました。

 漫画家さんってお家や仕事場というinでのお仕事だから
 猫と暮らしている方多いのかなぁ?

 猫にとっても誰か居てくれるお家というのは、よいでしょうねぇ。

 お留守番が多い、我が家のニャンは寂しいんじゃないかなぁと
 いつも思っているので、
 心底羨ましいです。

 才能があれば、お家でお仕事、出来るんでしょうねぇ。
 まぁ、その時点で私の場合、諦めがつきます!!

 
          『ミーのいない朝』 稲葉真弓             

『ミーのいない朝』稲葉真弓
 『ミーのいない朝』というタイトルからすると
 もう先が想像できて嫌だと思うかもしれない。

 けれど、ミーちゃんは20年、稲葉さんと共に暮らした
 猫さんです。

 誰かの悪意か悪戯によって高いフェンスの穴に押し込まれ、
 落ちないように必死で踏ん張っていたところ、
 稲葉さんと出逢う。

 宙が恐くて人に抱かれて下を見たとたんに震えだしてしまうミーちゃん。
 こんなトラウマをうえつけた人間がいることが
 情けなくなり、思わずグーを握り締めてしまいました。

 この本を手にした頃は、まだニャンが幼い頃だったように思います。
 私の“魔法の手”は、もしかしたらこの作品を読んで、    (“魔法手”=ニャンと徒然なるままにを
 益々みがきがかかったのかもしれません。                      ご覧ください。)

 ニャンと同じ三毛猫という点もさることながら、
 前猫チョビと同じ20歳という長寿猫、それから最期の様子など
 沢山重なるところがあって、
 稲葉さんとミーちゃんの素晴しい20年が
 私の心に降り注ぎました。

          『みかん・絵日記』1〜6 安孫子三和       

 『みかん・絵日記』というコミックはご存知でしょうか?
 主人公のみかんという猫が人間語を話しちゃうんですが…。『みかん・絵日記1〜6』安孫子三和
 笑いあり、涙ありの感動モノです。
 漫画と侮るなかれ、怖いくらいに引き込まれます!
 まだ!という方ぜひぜひご覧いただきたい代物です。

 そして、思うこと…。
 みかんのように、我が家のニャンが話しが
 出来たらいいなぁなんて!
 でも、ちょっと怖いかな(?_?)
 たくさん文句を言われたらどうしよう…。

 でももし話せるなら、ひと言だけ聞いてみたい
 私と出逢って、暮らして、幸せ?

 いつかそう言ってもらえるように暮らしていきたい。

          『みかん・絵日記 特別編 1〜3』 安孫子三和  

『みかん・絵日記 特別編1〜3』安孫子三和 何というか、人の心に響く
 人としての何か忘れてはいけないもの・・・

 そんなものを呼び起こしてくれるようなお話ばかりです。

 成猫になってから捨てられてしまった猫の“衰弱死”
 その現実があることを知らなければいけない、と強く思う。
 そして沢山の人に知ってほしい、と思う。

 野良猫、外出猫、マンション猫、紐つき散歩猫・・・
 どれが幸せで、どれが不幸なのか ('0'*)(・・*)(・・、)
 何ともいえない、難しすぎて・・・

 そんな矛盾をみかんを通して語る、素敵なお話。

 ウチのニャンは、室内だけで幸せか(・・?
 けど、幸せであるよう、そのための努力は惜しみたくない・・・と思う今日この頃・・・


          『ミサコ、三十八歳』 群ようこ      
『ミサコ、三十八歳』群ようこ
 群ようこさんのエッセイの大ファンですが
 小説はあまり読んだことがなかったけれど
 主人公の“ミサコ”が猫を飼っているのに心惹かれて
 手にした一冊です。

 四十路を前にした働く女のリアリティと切実さを描いた
 長編小説であり
 愛猫あーちゃんとミサコの暮らしも
 猫好きにはたまらない一冊です。

 もちろん猫との暮らしぶりは群ようこさんならではの
 猫好きじゃないと描けないであろうものになっています。

 ミサコの四十路を越えてからの暮らしも覗きたくなりました。
 小説なのだけれど…。

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 ママになったネコの海ちゃん
 漫画家さんちの猫
 ミーのいない朝
        稲葉真弓
 みかん絵日記 1〜6
        安孫子三和
 みかん絵日記・特別編1〜3
        安孫子三和
 ミサコ、三十八歳
        群ようこ




   
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