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     ア行の猫本


 私の好きな猫本です。
 皆様にご満足いただけるかどうかは分かりませんが、
 もしよろしければ、手にしてみてください。

 そして、ご感想聞かせていただけたら、
 とても嬉しく思います。

 読み返してみると、本の面白さプラスその本を初めて読んだときの
 気持ちやニャンの様子などを思い出して、
 倍の楽しみを味わうことが出来ました。

 何度読んでもやっぱりいいなぁ =^-^=

 

          『赤ちゃんが来た』 石坂啓               

 この本は、私が結婚して家を出てニャンと出会うまでの間、『赤ちゃんが来た』石坂啓
 実家に猫はいるけれど、一緒には暮らしていない、
 という猫に飢えている状況のときに読みました。

 『赤ちゃんが来た』という通り、
 石坂さん家に赤ちゃんが来たお話ですが
 石坂さん家にいる猫’ズのお話がところどころに出てきます。

 そしてその中でも“宙太郎”と石坂さんの付き合い方に
 心奪われてしまったのです。

 瀕死の状態の宙太郎と出会い、目がつぶれていて眼球を摘出、残ったほうも
 うっすらとしか見えないという痛々しい宙太郎。
 その彼を可哀想で溺愛してしまった、と!!そして宙太郎はマザコン猫になってしまった・・・。

 うわ〜、人間の子供には出来ないけれど、
 猫にだったら“溺愛”もいいのでは〜?と私の頭の中で、良くない欲望が渦巻いたのでした。

 今度猫と暮らすときは、私じゃないと駄目、私が全て!というくらいの
 マザコン猫にしたい (っ´∀`c)キュンキューン

 そして、出会ったニャン・・・そしてニャンとの暮らし・・・
 ハイ、実行に移してしまいました ホジホジ( ゚┌・・ ゚)スマン

         『アブサン物語』 村松トモミ             
『アブサン物語』
 愛猫のアブサンと村松さんの物語・・・
 村松さんの目を通したアブサン(=猫)の描写が
 本当に素晴しい(当たり前かもしれないが・・・)
 見事過ぎて、ハマってしまう一冊です。

 村松さんの愛情、などという生ぬるいものではなく、
 何と言うのでしょう(?_?)何か凄い\(◎o◎)/

 アブサンの養育の主導権をめぐる、奥様とのやりとり・・・
 「勝った」「負けた」と村松さんが表現するところなどは
 やっぱり猫問題だからこそ繰り広げられるものであろうし、
 完敗の我が夫からすると、村松さんが心底羨ましいらしいヽ(^。^)ノ

 また、『外ネコ無情』のページには、アブサンを外に出さないで育てることにした村松さんの
 複雑な心境が綴られていて、自分の思いと重なるところが多々あり
 ずっと頷きっぱなしだったのはいうまでもないところです。

 我が家では「ガァーガァー」と称している毛布などをかじりながら、足踏みをする行為のことを
 村松家では、「テキテキ」と命名したそうな!
 そしてアブサンはテキテキを夜しか行わないそう・・・
 我が家のニャンは、昼も夜もする。

 家々、猫々それぞれなんだなぁと改めて思いました。

          『愛しの猫プリン』 小手鞠るい                   

 縁を感じる本、というものがあります。『愛しの猫プリン』 小手鞠るい
 この本もそんな一冊です。

 この本を目にした途端にどんな内容の本なのか
 全く知らないままあっという間に購入していました。

 プリンちゃんと小手鞠るいさんとの素敵生活満載です。

 「そこに猫がいれば話は別。猫は悲しみを半分にしてくれる。
 悲しみだけじゃなくて、怒りとか憎しみとか恨みとか、
 そういったマイナスの感情を和らげ、
 癒す力を猫は持っているようです。」(P132、133からの引用)

 私もそう思う。
 この文章を目にしたとき、近い感覚の方がいらっしゃったという安堵を感じました。



 「女性が美しくありたいと思ったなら、化粧でもなく、エステでもなく、ダイエットでもなく、
 私は「猫」だと思うなぁ。」(P193からの引用)

 なるほどぉ、参りましたという感じ。
 ニャンに恥をかかせぬように頑張って美しくあらねばと深く反省もしました。



 猫と暮らしている方なら益々幸せになれる、
 そしてまだ一緒じゃない方は、猫と暮らしたくなる、そんな一冊です。

 
          『ウチのハナちゃん』 松本英子             

『ウチのハナちゃん』 松本英子 ちょっと画が苦手かもと思って
 今まで素通りしてきたけれど、

 12歳の我が家のニャンと同じ頃のことを
 書かれているというのを知って
   (そうこうしている間に
      ニャンは無事13歳の誕生日を迎えました)
 よそん家の12歳猫はどんなかなぁと
 興味を持ってしまいました。

 外出自由猫さんというところが大きく違うためか
 ハナちゃんとニャンの共通点というのは
 あまりなかったものの、

 飼い主心情は沢山共通項がありました。
 「少数派で構いません(>_<)」というところ、
 沢山「わかる、わかる」がありました。

 人間は十人十色というけれど、
 猫も十猫十色ですね。

 笑えること、間違いなしの一冊でした。

 
         『麗しのマイ』 谷崎水紀               

『麗しのマイ』谷崎水紀
 表紙のマイちゃんは、とっても迫力のある猫さんですね。
 とっても活発で元気一杯のマイちゃんを
 素敵な写真とエッセイで堪能できる一冊です。

 猫と暮らすことに魅せられてしまった谷崎さん!
 素敵なマイちゃんとの生活。
 東京の生活よりも実家のある田舎で暮らすほうが
 幸せなのでは・・・と
 考えた末の選択・・・

 マイちゃんへの思いが、心の奥深くに染み込む一冊です。

          『おかめなふたり』 群ようこ            

『おかめなふたり』群ようこ
 おかめ顔のしいちゃんと群ようこさんの
 ラブラブな暮らしぶりが微笑ましい一冊です。

 しいちゃんの女王様ぶりは、本当にキュートです。
 ウチのニャンも困ったちゃんのところはあるけれど
 そんなニャンが大人しい猫のように思えてしまう・・・

 『ビーの話』のビーちゃんも登場してきて、
 ビーちゃんとしいちゃんのからみも絶妙です。

 しいちゃんは猫らしい活発さを持ち、犬のように群さんに甘えたりと、
 とっても賢い猫さんなのだと思います。
 「ふたりの愛情生活」と呼ぶにふさわしい生活が、そこにはあります。

         『女いっぴき猫ふたり』        伊藤理佐     
『女いっぴき 猫ふたり』伊藤理佐
 頭の中を空っぽにして
 「ガハハー」と勢いよく読むのに適した一冊かと!

 何ていうか、猫と暮らす人だったら
 通じるのではないかと思うけど

 「猫」可愛いし、愛しいし
 だけど、ベタベタじゃない。。。
 でもやっぱり好きだぜぃ

 みたいな何かこう猫と暮らす王道のような
 伊藤さんの暮らしっぷりが
 全開の一冊です。

 とくに面白いことをとかではないのに
 傍目には、笑える。。。そんなことって
 猫と暮らしているとありますよね、そこが絶妙に描かれてます。

 伊藤さんの男っぷりもすんごくいいなぁと
 中々したくても出来ない私なんかには、小気味よく思えてなりません。

 
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 赤ちゃんが来た
        石坂啓
 アブサン物語
        村松トモミ
 愛しの猫プリン
        小手鞠るい
 ウチのハナちゃん
        松本英子
 麗しのマイ
        谷崎水紀
 おかめなふたり
        群ようこ
 女いっぴき猫ふたり
        伊藤理佐




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