たわごと 68     【2011/2/28】 
           
           少し前の番組である一匹の猫をとりあげていました。 
           
           普段は獣医さんのいないその町に 
           番組の企画で一週間,、獣医さんが滞在することになりました。 
           
           14歳の猫、とても苦しそうでぐったりしています。 
           獣医さん曰く、とても高齢で、もう手のほどこしようがない、 
           点滴をうてば少しは元気になりますよと。。。 
           
           2回ほど点滴をうって、本当にうつたびにほんの少しだけ元気をとりもどし 
           歩けなかったのに立とうとしたり、 
           ご飯に口をつけたりしていました。 
           
           
           
           そして3日目も獣医さんは点滴をうちにお邪魔しようとしていましたが 
           飼い主さんが断りました。 
           
           その理由は、よかれと思って点滴をうつけれど 
           それを果たしてこの子が望んでいるのか 
           この子は寿命を全うし、もう安らかに眠りにつきたいのではないか 
           点滴をうったそのときはよくてもその後はそれ以上に苦しいのではないか・・・ 
           もう充分、あとは自然に静かにしてあげたいから・・・ 
           
           獣医さんが何とか、少しでもという気持ちになるのも分かるし 
           飼い主さんの断った気持ちも分かるし 
           涙が溢れた番組でした。 
           
           
           
           こんな心に響くことが、現実にはいろんなところで繰り広げられていて 
           猫を愛する大切に想う気持ちが溢れているんだなとつくづく思いました。 
           
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