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ニャンの後姿です。    いざという時の防災対策
            地震3.11(その1) 



   東日本巨大地震
   この災害で被災された全ての方々に
   心よりお見舞い申し上げます。

   宮城沖の地震はずっと懸念されており
   いつかいつかとは思っていました。

   ですが、これほどまでの威力を持ったものであるとは
   想像もしませんでしたし、

   自然界において自分の無力さを実感させられる出来事は
   そうはないのではないだろうかと

   自分の在り方について深く考えさせられたのも事実です。
     
 地震のその時                                         2011/3/15  

 3月11日 14:46私は会社で携帯電話の緊急速報に慌てながら外に出ました。
 長い長い地震でした。

 そして道路に出たけれど、果たして道路が安全なのか迷いながら…
 立っていることが出来なくて
 その場に座りこんでしまいました。

 そして会社の隣の建物から屋根瓦が跳ねながら落ち、
 ブロック塀がボトボトという音を立てて道路に落ちました。

 高層マンションがグラグラ揺れて
 自分の上に倒れてくるのではないかという恐怖を感じました。

 その恐怖は何と表現すれば伝えることが出来るのでしょうか…。

 それで終わるかと思いきや何度も何度も途切れることなくくる余震…。

 15:54やっと夫から連絡が入り、たまたま家に居たとのことで
 家の様子を知ることとなる。

 
                               
 地震のその時。。。2                                    2011/3/15   

 食器棚の食器が飛び出し台所が破片だらけに、
 寝室のTVが落下してゴミと化し。。。

 どうにか仕事場に区切りをつけ、夫とニャンの待つ家に!
 職場の同僚と別れひとり帰路についたは良いが
 ひとりという不安が押し寄せてきた。

 けど、帰らねばという一心で必死でした。

 ニャンはどうしているのか。

 地震の最中、夫はサイドボードが倒れないように必死で支えており、
 ニャンはそれまでコタツに居たのに、
 飛び出して何処かに隠れて出てこないという。

 呼べば声は出すらしいが姿は現さないという。。。

 やっとの思いで家に辿り着き…。
 家の中は今まで見たこともないような光景が広がっていた。

 ゴマ油の瓶が割れてそのニオイで家中が覆われていた。
 普段は美味しいニオイなのに、この日のそれは悪夢のように感じた。

 ニャン、普段ならお出迎えがあるはずなのに、
 出てこない。

 私のほうから気配のするほうへ行くと怖々という様子で顔を出し、
 私の顔を確認してからやっと身体をスリよせてきた。

 抱き上げると、顔を覗き込むようにして鳴いて何かを訴える。
 まるで「怖かったんだよ」と訴えているようだった。

 
                               
 地震のその時。。。3                                   2011/3/15    

 余震のたびに「ハッ」と身構えるニャン。
 その姿を見ると恐さが増すが、

 逃げずに私にすり寄るところを見ると益々最初の地震のときの恐さが
 どれほどのものだったか、ひとりで不安だったのかと思ってしまう。

 そして、普段ならひとりで何処かで寝ているはずなのに
 その日はずっとテーブルの下に居て
 そこから私が台所で仕事をしているのをジッと見ている。

 見えるところに居ないと不安らしい。

 14:46の地震発生から何時間たったのだろう、家の中が片付くまで!
 余震のたびにニャンと抱き合うため進まない。

 本当に不安だった最初の夜。
 でも、家を失った方や家に帰れない避難を余儀なくされている方
 命を落とされた方…。

 その方たちからしたら、ニャンとまた逢えた。
 一緒に居ることが出来る。
 このことに感謝しなければいけない。

 普通の生活に戻るのはいつになるだろう。
 戻れるのだろうか、それすら不安に思ったりもする。

 けど、感謝の気持ちを思い出し、前に進みたい。
 あと一歩だけ(byスガシカオ)。。。

 
                               
 地震のあと。。。                         2011/3/17

 家の中の惨状を元に戻すため
 夜中までかかって黙々と働いた。

 帰路だけでも精神的にも肉体的にもクタクタだったはずなのに
 何故か早く元に戻さねば…というような強迫観念からか
 必死で片付けました。

 使っていたのはお気に入りの食器ばかり。
 以前はお気に入りは特別な日などにとしまっておいたりもしたけれど

 お気に入りは使わなければ!
 毎日大切に使っていい気持ちになりたいなぁという思いからそうしていました。

 それが気持ち良かった。
 ところが今回はそれが裏目に出てしまった。

 お気に入りがことごとくゴミとなってしまった。
 けれど別に全部が全部ダメになったわけではない。

 そう、それにまたお気に入りを探して手にする楽しみが出来たじゃないかと
 自分を元気づけたりしながら、
 処分しました。

 
                               
 地震のあと。。。                        2011/3/17 

 余震が半端なく続きます。お食事場所を移動しても変わらぬ食欲

 今まで経験したことがないような地震だっただけに
 余震も今までのイメージのそれとは違う。

 今までニャンのお食事処は、
 キッチンの食器棚の前を通っての奥だったので
 危ないなと思い、リビングに置くことにしました。

 特に場所が変わったからと言って、
 ニャンは食欲旺盛なので?全く意に介さない様子で助かる。

 上から物が落ちてくるという場所はダメということだと心底思いました。

 
                               
 困りごと。。。                           2011/3/23   

 そして何が大変だったかというと…

 ガソリンが買えないことが大変でした。

 ガソリンが不足しているために
 買い物に行くのもままならない。

 品物がない中、探して歩きたいが
 遠くまで買い出しに行ったり出来ないし、
 あっちにこっちにと買って歩くことも出来ないから!



 会社に行く分のガソリンは残さなければいけない。

 ガソリンを入れる事が出来たのは
 3.11から11日目です。

 それも並んで並んで、最後は頼み込んで売って貰ったという感じです。

 まさかガソリンが買えないことがこんなにも大変なことだとは想像もしなかった。
 思わぬところに落とし穴があったのだと。。。本当に驚きました。

 普段のガソリンを買うのが当たり前に出来たことが
 どれだけ有難いことなのか、本当に身に染みました。
 もっともっと普段の何気ないことに
 敬意を払わなければと心底反省もしました。

 
                               
 ニャンのもの。。。                        2011/3/23  

 ニャンのご飯は、ドライフードが1袋と半分、ウェットフードが15袋ほど。
 ちょうど買い物をした後だっただけに助かりました。

 ニャンのトイレ砂、これはいつもまとめ買いをしていて
 5袋くらいの予備がありました。

 今回は幸運にもニャンの物で足りないものが無く
 精神的にとても楽でした。

 これが、少なかったらと思うとゾッとします。

 今回、震災を経験して一番不安になったのが
 物が不足しているということです。

 避難物資が云々ではありません。

 だって、我が家は特に避難の必要もなく
 半分被災者だったからそう思ったのだと思います。

 半分の被災者って家があるんだからいいだろうって思われがち
 けど、半分だから、仕事も普通に始まってしまうし
 大変なのに普通に生活することを強いられる。

 これがこんなに大変なことだとは思いませんでした。

 
                               
 ニャンの様子                           2011/3/30    

 3.11、私が家に辿り着いた時、
 キッチンが破片だらけだったこともあり、
 危ないからと夫に寝室に閉じ込められていて

 “閉じ込められて”というと人聞きが悪いかもしれませんが
 ニャンの安全を考えてそうした訳ですが。

 いつもお出迎えは当然ありませんでした。
 …がお出迎えだけではなく、ニャンのあのウルサイとまで思うほどの
 「ニャン、ニャン」攻撃が全くないのです。

 声をひそめている…こんなこと今まであり得ないことです。

 そしてそっと寝室に入り「ニャン、ニャン、ただいま!恐かったの?」と
 小声で話しかけるとようやく出てきて、
 今度はいつまでもいつまでもまとわりついています。

 ニャンが自分のアピールである鳴き叫びをやめるなんて…(>_<)

 
                               
 ニャンの様子。。。                      2011/3/30     

 これまでひとりでお留守番のときの地震では
 小さな地震では何事もなく、
 少し大きな地震ときは、お帰りコールの「ニャン、ニャン」が叫びに変わる。

 これが当たり前だったのに…。

 声も出ないほど恐かったということか(>_<)

 
                               
田代島は…                              2011/3/30 

 猫島、「田代島」がどうなっているのか。

 田代島の猫たちは…。

 知りたいけれど、情報があまり入らない。

                            田代島はやはり大変な被害だったようですが
                             住民の方たち、猫たち。。。
                             無事だったようです。

                             でも、人知れず命を落とした猫たちも
                             いるかもしれません。

                             静かにご冥福をお祈り致します。

 
                               
被災地で…                              2011/3/30      

 東日本大震災。。。

 沢山のかけがえのない命が犠牲となってしまいました。

 その中には人間の命、可愛い動物たちの命と
 沢山の命が呑み込まれてしまいました。

 あるお婆さんが言いました。
 津波から車で逃げる途中、息子さんが「猫を探してくる」と言って
 車から降りてしまい、それっきりだと。
家の近くの震災の爪痕。。。
 息子さん猫ちゃん共々消息が分からないと。

 一生懸命お婆さんは息子さんを探していた。。。
 どうかご無事でいらっしゃいますように!!



 きっと息子さんと猫ちゃんは一緒にいるよね!何処かで!

 
                               
 ニャン、PTSD(・・?                        2011/4/4 

 フライパンを洗って立てかけて置いたんだけど
 それが、立てかけ方が悪くて
 ガタガタと結構な音を立ててシンクの中へ落ちてしまいました。

 そしたら、ニャンが飛び起きてしまいました。
 そして怯えたような顔をして
 私のところへ走ってきました。

 その姿を見たら、3.11のあの日の
 ニャンの姿が想像出来て、本当に可哀想でした。

 そうですよねぇ、家中のありとあらゆる物たちが落ちてきた。
 食器棚やシンクの上の棚から物が落ちて、その割れる音って
 どんなものだったのでしょうか。

 その日ニャンと同じ空間にいた夫に聞いてみましたが、
 あまりにも凄くて、よく覚えていないという答えがかえってきました。

 私は地震のその時、事務所のパソコンがバタバタと倒れる音を
 後ろに聞きながら、外へ出てしまったので
 室内という閉鎖された空間で、そういう音を聞いたらどんなものなのか
 あまり想像が出来ないのです。

 でも夫がよく覚えていないというほどの家の中って
 さぞかし凄かったんだろうなぁと
 ニャンの耳は私たちのそれよりもずっとずっとよく聞える訳だから

 想像を絶するほどの音に聞えただろうなぁと…(>_<)

 傍に居てやりたかったなぁ(>_<)

 
                               
 もう勘弁してほしい                        2011/4/9  

 4月7日23時33分
 大きな余震。。。

 「緊急地震速報」の恐い音にドキンと心臓がなった。
 どうしたらよいか分からない。

 何をしたらよいのか、ニャンが素早く身を隠すのが見えた。
 そして、長い揺れ。
 強くなる。

 サイドボードを手で押さえながら、なす術がない。

 家の中は幸いにして、もうすでに落ちるものはない。

 食器は床に置いた箱の中、扉は荷づくり紐でくくってある。
 けど、棚そのものが倒れたらお終いだ。

 そんな恐怖の中、ニャンが「ギャオン、ギャオン」と叫んでいた。
 「ニャン、大丈夫だよ、大丈夫」と声をかけるが
 大丈夫な根拠が何もない。。。なす術のない自分が情けなかった。

 揺れがおさまってから、夫がポツリ。。。「あの日もニャンは叫んでた」。。。
 物が落ちまくったあの日の様子は、思い出せないと言っていた夫だったが、
 再現されたことで思い出したと言った。

 冷静な夫がそんなことを言うなんて、
 あの日の凄まじさがまざまざと見えたような気がした。

 
                               
 もう勘弁してほしい。。。2                     2011/4/9   

 揺れがおさまった。
 どのくらいの時間がたったのだろう。

 何だか分からないけれど、とにかくおさまったようだ。
 ニャンが出てきた。

 か細く「ニャン」と鳴きながら、私のもとへとやってきた。
 撫でてやると身体をグイグイ押しつけてくる。

 ニャンが安心していると思ったが、私がニャンに安心をもらっていた。
 手から伝わるニャンのぬくもりは、私に安心感を与えてくれた。

 心臓のドキドキ、
 脚の震えがニャンのぬくもりで少しずつ消えていった。

 その日は眠れるのかどうか自信はなかったものの、
 布団には入ることにした。
 ニャンは離れずに一緒にいる。

 ニャンを撫でながら、知らないうちにウトウトしていた。

 
                               
 1ヶ月を過ぎても。。。                      2011/4/15 

 まだ、食器棚にお皿をしまう気になれません。
 食器棚はコンビニの陳列棚のようにお菓子や乾麺などを並べてます。

 食器は発泡スチロールの箱に最小限だけ入れて食器箱(^_^;)
 少し不便だけれど使っています。

 それから、棚は開かないように
 荷づくり紐でくくってます。

 耐震用グッズを買いに行ったけれど
 ほとんどが売り切れで購入出来ませんでした。

 しばらくは見た目より使い勝手より
 安全、用心を心掛けたいと思ってます。

 地震だけでもトラウマになっているのに
 また物が落ちてきても
 その音の中に身を置くしかないニャンのためでもあります。

 外出自由猫なら外に逃げることも可能でしょう。
 けれど、ニャンは人間の都合でマンション猫を強いられている訳ですから
 どんなに凄い音がしようとも外に出ることが出来ないのです。

 だったら、その音が少しでもしないように暮らすのが私の役目かと思っています。

 
                               
さまざまな猫への想い                      2011/4/15

 ある街のお爺さんとお婆さんが、
 家に残してきた猫と再会しました。

 避難所に連れていくことが出来なくて泣く泣く置いていったそうです。

 お二人が呼ぶと出てきました。
 取材スタッフがいるから恐る恐るではあるものの
 お二人に会いたくて、嬉しくて出てきたというのが
 画面からも伝わってきました。

 お爺さん、お婆さんが口を揃えて言いました。

 「たかが猫とかって言う人がいるかもしれないけれど
 私たちにとってはかけがえのない家族、一緒に暮らす家族なんだ。」

 「孫よりも可愛いのよ、ホントに!」と。

 そのお二人の気持ちと猫ちゃんの気持ちが一緒だと感じました。
 素敵ですね、感動しました。

 
                               
 その後の揺れ                           2011/4/20  

 余震っていう響き。。。どうなんだろう。。。
 私は余震って言うと、何だか軽い弱いものなんて思っちゃう。

 けれど、3/11からずっとの余震、丁度一ヶ月後の4/11の激しい地震
 あれはあれは余震の域ではない、
 余震って誰が決めたの軽いって!と叫びたい気持ち。

 ニャンももう完全に怯えてます。

 カタッとなると動きが一瞬止まって、シッポを下げて退散してしまいます。
 その姿が本当に可哀想で可哀想で。。。(T_T)

 でもさ、多分ニャンは大丈夫、何かあっても
 ニャンだけは直感で大丈夫な隙間に逃げ込むはず!

 しかし思うのはニャンだけ助かって、
 私や家族がいなくなったら、それはそれはニャンにとって
 悲劇じゃないだろうか?

 やっぱりさ、約束通りニャンが安心して最後まで全う出来るように
 地震なんかに負けずに注意に注意を重ねて
 時を過ごさねばと思う今日この頃です。

 
                               
 緊急地震速報                           2011/4/20  

 “緊急地震速報”TVのそれも携帯のそれも
 とっても怖い。

 ドキンと心臓がなるし、誤報も多い。
 ニャンもそれでビビる。
 でも、なかったらもっと困る。

 これのおかげで3/11、倒れるものに挟まれることもなく
 外に出ることが出来た。

 ボヤボヤしてたら、PCの本体に足を挟まれていたかもしれないし、
 観葉植物にやられていたかもしれない。

 キャビネットから落ちる大量の書類の下敷きになっていたかもしれない。

 夜中、速報の音でいきなり飛び起きることも経験したけど
 全く腹が立たない。

 誤報でもだ!

 それだけ恐いってことかな(>_<)

 
                               
 福島県のこと…                          2011/4/30  

 東京電力の原発事故現場から20キロ圏内の動物たちのこと。

 「助けてあげられないなら、せめて殺処分を」って

 とっても悲しい言葉ですね。

 そんなことを口にしなければならなくなってしまった方のことを思うと
 何と申し上げてよいか分かりません。

 でもそうですよね。
 食べ物がなくてなくて、最後に死んでいくって
 どんだけの苦しみだろうって。

 私だったらそんな思いニャンに絶対にさせたくない。
 もちろん、最善を尽くすけれど、
 それでも最善策が尽きてしまったら…それを選ぶしかないのじゃないかって。

 だって苦しんだ後、助かる望みが少しでもあるならまだしも
 ないのにいたずらにその時をのばすって、やっぱり残酷。

 それを決断しなければならない方の気持ち
 それを実行する方の気持ち

 大変なことが今、すぐ近くで起きている。
 このこととっても重大なことだし、重く受け止めなければと思う。

 
                               

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